三菱大井工場の前に列べられた八九式軽戦車。 履帯のパターンが違うのに注意!
初の運行試験でミソをつけたイ号車だったが、三菱技術陣が改良に取り組み、昭和5年に5輌、翌6年に11輌を陸軍に完成納入した。
その後、八九式軽戦車は軍装備の改良を加え八九式中戦車と改称した。
また昭和10年には空冷120馬力ディーゼルエンジンに換装した乙型が製作された。
昭和11年まで217輌が生産されたが、後継機種の九七式中戦車登場により以後生産中止となった。
参考文献:東京製作所50年史 三菱重工株式会社東京製作所
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